Microsoftは、Windows 11向けの新しい「フォト」アプリを発表しました。
写真ギャラリーを刷新し、エディターをネイティブアプリとして作り直したほか、ビューワーのデザインも変更しています。
新アプリでは、PC内の写真だけでなく、OneDriveやiCloudに保存した写真もまとめて閲覧できます。
HEICやWebP形式の画像をそのまま編集できるようになり、エディターの起動も従来より25%高速化したとしています。
新しい「フォト」アプリの主な変更点
今回の刷新は、見た目の変更にとどまりません。
写真を探すギャラリー、画像を確認するビューワー、編集を行うエディターの各機能を見直し、日常的な写真管理を使いやすくすることが狙いです。
| 項目 | 変更内容 |
|---|---|
| ギャラリー | ローカルとクラウドの写真をまとめて閲覧 |
| エディター | ネイティブアプリとして再構築し、起動を25%高速化 |
| 対応形式 | HEICやWebPを変換せずに編集 |
| ビューワー | デザインを刷新 |
ローカルとクラウドの写真を一元管理
新しいギャラリーでは、PCに保存した写真とクラウド上の写真を同じアプリから確認できます。
OneDriveやiCloudに写真を保存している場合も、複数の場所を行き来せずに写真を探しやすくなる点が特徴です。
写真の保存先が分散していると、見たい画像を探すたびに別のアプリやサービスを開く必要があります。
ギャラリーで一覧できれば、撮影した写真を振り返ったり、編集したい画像を見つけたりする手間を減らせます。
ただし、クラウド上の写真を表示するには、各サービスの利用環境や接続状態が関係します。
実際の表示方法や利用条件については、アプリの提供後に案内される詳細も確認してください。
HEICやWebPをそのまま編集
新アプリは、HEICやWebP形式の画像を変換せずに編集できます。
対応形式を扱うために別の画像編集ソフトを用意したり、編集前に形式を変換したりする手間を省きやすくなります。
HEICはスマートフォンなどで撮影した写真に使われることがあり、WebPはウェブ上の画像で見かける形式です。
こうした画像をWindows標準の「フォト」で直接扱えるようになることで、異なる機器や用途で保存した写真を管理しやすくなります。
エディターを作り直し、起動を高速化
エディターはネイティブアプリとして再構築され、起動速度は従来比で25%向上したとされています。
写真を開いてから編集を始めるまでの待ち時間が短くなれば、簡単な補正を行う場面でも使いやすさの改善が期待できます。
ビューワーもデザインが刷新され、写真を閲覧する際の操作環境が見直されました。
ギャラリーで探し、ビューワーで確認し、エディターで調整するという一連の流れを、ひとつのアプリ内で行いやすくする更新です。
提供時期とアプリの位置づけ
新しい「フォト」アプリは、2026年10月15日(現地時間)からWindows Insider Program参加者向けに展開が始まりました。
Microsoftは、年内にすべてのWindows 11ユーザーへ提供する予定としています。
新アプリのパッケージ名はMicrosoft.OneDrive.Photosで、従来のMicrosoft.Windows.Photosから変更されています。
OneDrive Photosを基盤としながら、Windows標準アプリとしての品質を高めるために改良したものと位置づけられています。
そのため、従来のアプリがそのまま名称だけ変わるのではなく、ギャラリーや編集機能、表示デザインに手が加えられています。
Insider向けの展開を経て一般提供されるため、環境によって利用可能になる時期が異なる場合があります。
まとめ
Windows 11の新しい「フォト」アプリは、ローカルとクラウドの写真をまとめて閲覧できるギャラリーに加え、HEICやWebPの直接編集、エディターの起動高速化を実現します。
Insider向けの展開は始まっており、年内に一般ユーザーへ提供される予定です。
写真の保存場所やファイル形式を意識せず、探す・見る・編集する作業をまとめて行えるかが、刷新の使い勝手を左右しそうです。
提供後は、対応環境やクラウドサービスとの連携方法も確認するとよいでしょう。
