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Microsoft Store版「GIMP」、Windows 10で更新時にユーザーデータ消失の恐れ 公式インストーラーへの移行を案内

Microsoft Storeから配信されているWindows版「GIMP」について、対象外のWindows環境でアプリを更新すると、ユーザーデータが削除される恐れがあるとして開発チームが注意を呼びかけています。

影響するのは、Windows 10や、Windows NTビルド10.0.20348.0より前の環境です。

Windows 10で使い続ける場合は、Store版ではなく公式サイトなどで配布されている通常のインストーラー版を利用する必要があります。

Store版の更新でユーザーデータが失われる可能性

開発チームによると、Microsoft Store版「GIMP」の動作要件は、Windows 11またはWindows NTビルド10.0.20348.0以降へ変更されました。

この要件を満たさない環境では、Store版を更新した際に「GIMP」内のユーザーデータが削除される恐れがあります。

一方、「GIMP」フォルダーの外に保存した画像やその他のリソースは、この問題の影響を受けません。

ただし、設定やプラグインなどを「GIMP」内に保存している場合は、更新や移行の前にデータを確認し、バックアップを取るのが安全です。

背景にあるMSIXの仕様

Microsoft Storeで配布されるアプリには、MSIXという形式が使われています。

MSIXでは、アプリのユーザーデータをサンドボックスと呼ばれる隔離領域に保存する仕組みがあります。

開発チームはこの制限に対応しようとしましたが、十分な対応ができず、特別な制限付き機能を適用したとのことです。

しかし、その機能を利用できるのはWindows NTビルド10.0.20348.0以降に限られます。

このため、それより前の環境はStore版のサポート対象から外れました。

Windows 10で通常版へ移行する手順

Windows 10のサポートがすべて終了したわけではありません。

開発チームは、公式サイトなどで配布されている通常の「.exeインストーラー」から導入した場合は、Windows 10でも利用できると案内しています。

Store版から移行する際は、先にユーザーデータを通常版で使う場所へコピーしてください。

手順は次のとおりです。

  1. エクスプローラーのアドレス欄に%LOCALAPPDATA%\Packagesと入力します。

  2. その中から、「GIMP」で始まり、その後にランダムな数字が続くフォルダーを開きます。

  3. LocalCache\Roaming\GIMPにあるデータをコピーします。

  4. コピーしたデータを%APPDATA%\GIMPへ貼り付けます。

作業前に「GIMP」を終了し、該当フォルダーのコピーを別の場所にも保存してください。データの貼り付け時に既存ファイルの置き換えを求められた場合は、内容を確認してから操作しましょう。

通常版のインストーラーは、GIMP公式ダウンロードページから確認できます。

まとめ

Microsoft Store版「GIMP」は、Windows 10など一部の環境で更新すると、アプリ内のユーザーデータが失われる恐れがあります。

Windows 10で使い続ける場合は、データを退避してから公式サイトなどの通常インストーラー版へ移行してください。

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