USBメモリからWindowsなどのOSをインストールするためのツール「Rufus」がバージョン4.14に更新されました。
今回の更新では、Windowsのセットアップ時にTeamsやOutlook、CopilotなどのMicrosoft製ソフトウェアや機能を無効化できる「利便性向上パッチ」が加わったほか、インストールを自動化する機能や、設定項目を確認しやすくする改善も行われています。
Rufus 4.14の主な変更点
Rufus 4.14は、日本時間の2026年4月30日に公開されました。
今回のバージョンでは、Windowsのインストールメディアを作成する際に利用できる新機能に加え、ダイアログの操作性や細かな不具合も改善されています。
| 変更点 | 内容 |
|---|---|
| 利便性向上パッチ | Windowsセットアップ時にMicrosoft製ソフトウェアなどを無効化 |
| サイレントインストール | 最初に検出されたディスクへ、確認ダイアログなしでWindowsをインストール |
| ESPへのファイルコピー | 「SkuSiPolicy.p7b」をEFIシステムパーティションへコピーする選択肢を追加 |
| ツールチップ | すべてのダイアログオプションに説明を追加 |
「利便性向上パッチ」でセットアップ時の選択肢を拡大
注目機能の「利便性向上パッチ」は、WindowsのISOイメージをUSBメモリに書き込む際に選べるオプションです。
有効にすると、Windowsのセットアップ時にTeamsやOutlook、Copilotなど、Microsoftが標準で導入するソフトウェアや機能を無効化できます。
不要なアプリを避けて、必要な環境を整えやすくする機能ですが、対象となる項目や挙動は選択画面で確認してから利用するのがおすすめです。
設定の変更はインストールメディアの作成時に行うため、すでにセットアップ済みのWindowsからアプリを一括削除する機能とは異なります。
自動インストール機能は対象ディスクに注意
サイレントインストールオプションを使うと、デバイスで最初に検出されたディスクに対し、確認ダイアログを表示せずにWindowsをインストールできます。
操作の手間を減らせる一方、インストール先を誤るとデータを失うおそれがあるため、複数のドライブを接続したPCでは特に慎重な確認が必要です。
重要なファイルを保存しているドライブは事前にバックアップし、意図したディスクが対象になることを確認してから実行してください。
そのほかの改善とRufusの概要
新たに追加された「SkuSiPolicy.p7b」をESP(EFIシステムパーティション)へコピーするオプションは、Microsoftの更新プログラム「KB5042562」に関連する設定です。
また、各ダイアログのオプションにツールチップが追加され、設定項目の意味を画面上で確認しやすくなりました。
Rufusは、OSのISOイメージをUSBドライブに書き込み、起動可能なインストールメディアを作成する無料ツールです。
Windowsのほか、LinuxディストリビューションやBSD系OS、DOSなどにも対応し、オープンソースのGPL-3.0ライセンスで開発されています。
入手する際は、Rufusの公式サイトやGitHub、Microsoft Storeなどの正規配布元を利用してください。
なお、USBメモリへイメージを書き込むと保存済みデータが消去される場合があるため、必要なファイルはあらかじめ別の場所へ退避させておきましょう。
まとめ
Rufus 4.14では、Windowsセットアップ時にTeamsやOutlook、Copilotなどを無効化できる「利便性向上パッチ」が追加されました。
ツールチップによる操作性の向上やインストール関連の機能も加わっていますが、自動インストールは対象ディスクを誤るとデータ消失につながるため、設定内容とバックアップを確認したうえで利用しましょう。
