Microsoftは「Copilot Notebooks」の大規模アップデートを発表しました。
ノートブック内の資料を整理して質問に答えるだけでなく、関連情報の収集、Officeファイルの作成・編集、定期作業の自動化まで、Copilotを介して行えるようになります。
今回の強化は、情報を集めて理解する場としてのノートブックを、成果物の作成や業務の実行にも使えるワークスペースへ広げるものです。
情報整理から、作成・編集まで担うワークスペースへ
Copilot Notebooksは、Copilotとのチャット履歴や業務・学習で使うファイル、会議ノート、Webページへのリンクなどをまとめ、内容を横断して活用できるAIワークスペースです。
集めた資料について質問したり、要点をまとめたりするほか、マインドマップや学習ガイドなどを使って内容の理解を深められます。
今回のアップデートでは、こうした情報の整理・理解に加えて、ノートブックの内容をもとに文書や資料を作成し、既存ファイルを編集する機能が追加されます。
Copilotに資料収集やファイル編集を依頼
目的を伝えてノートブックを作成
利用者は作成したいノートブックの目的を伝えることで、Copilotに業務データやWebから関連資料を集めてもらえます。
参照資料にはMarkdown、プレーンテキスト(TXT)、リッチテキスト(RTF)も追加でき、既存の資料とあわせて情報源として利用できます。
Word、Excel、PowerPointの作成・編集
チャットから参照資料の管理やプロジェクト全体の要約を依頼できるほか、Word、Excel、PowerPointのファイルを個別に作成・編集できます。
Officeファイルはキャンバス上で直接編集でき、内容の追加や書式の調整をCopilotに指示することも可能です。
依頼時には、回答や作業の対象をノートブック内の情報に限定するか、Webや業務データも含めるかを選べます。
利用するモデルも選択できるため、作業の目的や参照する情報の範囲に合わせて指示を調整できます。
定期作業の自動化やレポート作成にも対応
毎朝の概要や毎週のステータス資料といった繰り返しの作業は、実行頻度と指示を設定してスケジュール化できます。
テンプレートも用意されており、設定した自動処理は管理画面から確認・変更できます。
また、データの傾向や月次報告を視覚的にまとめたインタラクティブなレポートを作成し、チームやCopilotとライブ編集できます。
ノートブックの内容を1ページにまとめた資料のようなPDFも作成できるため、情報共有や報告に活用できます。
音声概要と成果物の提案も強化
音声概要の生成元として、Outlookのメール、Teamsの会議やチャット、OneNoteとLoopのページ、テキストファイルなどが加わります。
「Critique and Debate(批評と議論)」などの新しい形式や、トピックごとのエピソードにも対応し、OneDriveへの保存では機密ラベルを引き継げます。
さらに、Work IQとノートブックの内容をもとに、関連するWord、Excel、PowerPointのファイルをCopilotが提案し、そのまま生成できる機能も一般提供されています。
利用時に確認したい提供状況
今回のアップデートはFrontierで提供中、または数週間以内に提供される予定で、一部機能はすでに一般提供されています。
そのため、すべての利用者が同じ時期に全機能を使えるとは限らず、実際の利用可否は提供状況や利用環境によって異なる場合があります。
資料の収集やOfficeファイルの編集を業務で使う場合は、参照範囲を適切に指定し、生成・編集された内容を確認してから共有することが重要です。
まとめ
Copilot Notebooksの刷新により、資料の収集・整理から、Officeファイルの編集、レポート作成、定期作業の自動化までを一つのワークスペースで進められるようになります。
ノートブックを情報の保管場所にとどめず、蓄積した知識を成果物や日々の業務につなげる機能として、Microsoft 365との連携が強化されたアップデートです。
