米Microsoftは2026年4月29日(日本時間)、ターミナル上で動作するCLIテキストエディター「Edit」のバージョン2.0.0を公開しました。
今回のメジャーアップデートでは、要望の多かった構文ハイライトを追加したほか、キーボード操作による行の移動や行全体の選択にも対応しています。
「Edit」は、コマンドラインからファイルを編集できるオープンソースのテキストエディターです。
日常的な設定ファイルの修正や、ターミナルを離れずに行いたい軽微な編集などに利用できます。
Edit v2.0.0の主な変更点
軽量な構文ハイライトを追加
v2.0.0の目玉となる機能は、ソースコードや文書の内容を色分けして表示する構文ハイライトです。
HTML、JavaScript、Markdown、JSONなど十数種類の言語・形式をサポートしており、コードの構造や記述内容を視覚的に把握しやすくなります。
ハイライト処理には、新たに開発された「LSH(Lightweight Syntax Highlighter)」コンパイラーを採用しています。
Microsoftによると、処理速度は毎秒100MB以上とされており、軽量さを重視した設計です。
対応言語は現時点で十数種類ですが、LSHを使ってサポート対象を追加できる仕組みも用意されています。
行の移動や選択をキーボードで操作
編集作業を効率化するキーボード操作も追加されました。
| 操作 | 機能 |
|---|---|
Alt+↑/↓ | カーソルのある行を上下に移動 |
Ctrl+L | 行全体を選択 |
Tab/Shift+Tab | 複数行のインデント/インデント解除 |
複数行のインデントにも対応したことで、コードブロックの整形をまとめて行いやすくなりました。
検索・ファイル選択なども改善
正規表現を使った置換では、$1や$2といったメタ文字を利用できるようになりました。
また、コマンドラインからフォルダーを開くと、フォルダー内のファイルを選ぶダイアログが表示されます。
ファイル名に含まれる数字の桁数が異なる場合も、数字の小さい順に並ぶよう改善されています。
Editの利用方法と今後の予定
EditはRustで開発されたMITライセンスのオープンソースソフトウェアで、Linuxでも動作します。
Windows 11での動作も確認されており、配布物はプロジェクトのGitHubリリースページから無償で入手できます。
次のメジャーアップデートとなるv3では、UIテーマの設定に使う小型CSSパーサーの導入が予定されています。
まとめ
Edit v2.0.0では、構文ハイライトを中心に、行の移動・選択や複数行のインデントなど、ターミナルでの編集を支える機能が拡充されました。
対応言語はまだ十数種類ですが、軽量な設計と拡張の仕組みを備えており、CLI上でコードやテキストを扱いたいユーザーにとって注目のアップデートです。
