クラシック版「Outlook」でメール内の画像が表示されなくなる不具合について、Microsoftは修正プログラムを公開しました。
この問題は、画像が欠けた状態でメールを返信・転送すると、受信者にも画像が届かない可能性があるもので、対象ビルドを利用している場合は更新状況を確認することが重要です。
クラシック版Outlookで画像が表示されない問題
Microsoftが2026年5月18日(米国時間)に公表したこの不具合は、「Outlook for Microsoft 365」のバージョン2604、ビルド19929.20164以降で確認されました。
メール本文やニュースレター、署名に含まれる画像が正しく表示されず、画像の代わりに赤い「×」マークやエラーメッセージが現れる場合があります。
表示されるメッセージは「リンクされた画像を表示できません」という内容で、画像ファイルが移動、名前変更、削除された可能性があると説明しますが、実際にはOutlook側の不具合が原因となるケースがあります。
返信や転送で画像が欠落するおそれ
注意が必要なのは、画像が表示されないメールに対して返信または転送を行った場合です。
不具合が起きている状態では、画像を含まないメッセージとして処理され、送信先にも画像が届かない可能性があります。
そのため、画像付きの案内や資料を扱う場合は、送信前に本文の画像が正しく表示されているかを確認し、必要に応じて画像を再挿入してください。
不具合の確認方法と回避策
メールソース内の記述を確認
不具合の該当有無は、問題のメールのソースを表示し、cidを検索することで確認できます。
検索結果に画像データを示す記述と、文字列の折り返しを指定する記述が含まれているにもかかわらず画像が表示されない場合は、この問題に該当する可能性があります。
該当する記述の例は、<v:imagedata src="cid:image001.png@01DCE6B1.CF669A40" o:title="" /><w:wrap type="topAndBottom"/>です。
修正プログラム適用までの暫定対応
Microsoftが案内した回避策は、画像の設定で文字列の折り返しを「上」または「下」に指定しないことです。
修正プログラムがまだ適用されていない環境では、画像の折り返し設定を見直すとともに、重要なメールを送る前に画像が含まれているか確認してください。
修正済みビルドを確認
Microsoftは6月5日付でサポート情報を更新し、複数の更新チャネル向けに修正済みビルドを公開したと説明しています。
利用中のOutlookのバージョンとビルド番号を確認し、下表のいずれかの修正版以降になっているかを確認してください。
| バージョン | 修正済みビルド |
|---|---|
| 2606 | 20120.15000(Betaは20120.20000以降)、20131.20000 |
| 2605 | 20026.20118(Currentチャネルは20026.20140で修正) |
| 2604 | 19929.20202 |
| 2603 | 19822.20272 |
| 2602 | 19725.20370 |
| 2508 | 19127.20666 |
修正版がまだ提供されていないチャネルについても、Microsoftは6月9日のアップデートで修正する予定としていました。
更新後も画像が表示されない場合は、Outlookが最新の状態かを確認したうえで、メールを再度開くなどの基本的な確認を行ってください。
まとめ
クラシック版Outlookでは、特定のビルドでメール内画像が表示されず、返信や転送時に画像が欠落する不具合が発生しました。
Microsoftは修正プログラムを公開しているため、利用中のビルドを確認して更新し、修正が適用されるまでは画像の折り返し設定と送信前の表示確認に注意してください。
