Microsoftは現地時間の2026年9月29日、「Microsoft Excel」の9月アップデートを発表しました。
デスクトップ版のWindowsおよびMac向けに、3つの新機能を順次提供します。
提供開始時点では、いずれも「Microsoft 365 Insider」参加者を対象としたテスト段階です。
セル結合を避けて中央揃えにできる新機能
今回の機能のひとつが、セルを結合せずに、指定した範囲の中央へ文字列を配置する[選択範囲内で中央揃え]です。
表の見出しなどを複数列の中央に見せたいとき、従来はセルを結合する方法がよく使われてきました。
しかし、結合セルを含む範囲では、並べ替えやコピー、貼り付けなどが思いどおりにできない場合があります。
セル自体を結合せずに表示を整えられれば、見た目を保ちながら、表の構造を扱いやすい状態にできます。
表のレイアウトを崩さずに見出しを配置
たとえば、複数列にまたがる表題を中央に見せたい場合や、関連する列をひとまとまりに見せたい場合に役立ちます。
セルの値や列の区切りは維持されるため、後から列単位でデータを編集する作業にも向いています。
ただし、実際の操作方法や設定できる範囲は、Insider向けに公開される機能の仕様を確認してから利用するのが確実です。
1セルに複数のデータを扱う機能も
9月アップデートでは、1つのセルで複数のデータを扱う機能も紹介されています。
セルを細かく分けずに情報をまとめて扱えるようになれば、表の設計や入力方法の選択肢が広がります。
一方で、データの種類や利用できる操作によって、既存の数式や集計との相性は異なります。
業務で使う場合は、テスト用のブックで入力、参照、並べ替えなどを確かめてから導入すると安心です。
Insider向けに3機能を先行提供
今回発表された新機能は合計3つで、まずはMicrosoft 365 Insiderのテスターに提供されます。
そのため、一般ユーザーの環境では、発表直後にすべての機能が使えるとは限りません。
Insider向けの提供後、利用者のフィードバックを踏まえて仕様が調整されたり、一般提供の時期が決まったりする場合があります。
機能が見当たらない場合は、Excelの更新状況だけでなく、参加している更新チャネルも確認してください。
まとめ
Excelの2026年9月アップデートでは、Windows版とMac版に3つの新機能が発表されました。
なかでも、セル結合を使わずに範囲内で中央揃えできる機能は、表の見た目とデータの扱いやすさを両立したい場面で注目されます。
現時点ではInsider向けの先行提供となるため、一般提供の開始時期や最終的な仕様は、今後の案内を確認する必要があります。
