米Zoom Communicationsは2026年10月13日、Zoomクライアントアプリに関する4件の脆弱性を公表しました。
いずれも深刻度は「High」と評価されており、Windows版ではAndroid版向けの1件を除く3件が影響します。
Windows版の修正版はバージョン7.2.1として案内されているため、利用中のアプリのバージョンを確認し、未更新の場合は速やかにアップデートしてください。
Zoomで公表された4件の脆弱性
今回公表された脆弱性は、Android版のカスタムURLスキーム処理における認可不備、クライアントアプリのバッファオーバーフロー、証明書検証の不備です。
| CVE番号 | 影響する製品・内容 | 深刻度・CVSS基本値 |
|---|---|---|
| CVE-2026-53418 | Android版Zoom Workplace:カスタムURLスキーム処理の認可不備 | High・8.1 |
| CVE-2026-53420 | Zoom Workplaceクライアント:バッファオーバーフロー | High・8.0 |
| CVE-2026-108184 | Windows版Zoomクライアント:証明書検証の不備 | High・7.4 |
| CVE-2026-108185 | Zoomクライアント:証明書検証の不備 | High・7.4 |
CVSS基本値が最も高いのは、Android版Zoom Workplaceに関するCVE-2026-53418の8.1です。
Windows版Zoom Workplaceには、Android版に限定されたCVE-2026-53418を除く3件が影響します。
各脆弱性の詳しい説明や影響を受ける製品については、Zoomが公開しているセキュリティ情報で確認できます。
Windows版はバージョン7.2.1への更新を
公表時点でWindows版Zoom Workplaceの最新版はバージョン7.2.1であり、このバージョンでは今回の脆弱性の影響を受けないとされています。
まずアプリのバージョンを確認し、7.2.1より前のバージョンを使用している場合はアップデートしてください。
アプリから更新を確認する方法
Zoom Workplaceを起動し、画面右上のプロフィールアイコンをクリックして、メニューから「更新を確認」を選択します。
更新が利用できる場合は、画面の案内に従ってインストールしてください。
アップデート後は、アプリのバージョンが7.2.1になっていることを改めて確認すると、適用状況を把握できます。
「更新を確認」が表示されない場合
「更新を確認」メニューが見当たらない場合、MSI版のZoom Workplaceがインストールされている可能性があります。
その場合は、Zoomの案内に従ってアプリをアンインストールし、公式削除ツール「CleanZoom」でクリーンアップしたうえで、Zoomダウンロードセンターからインストーラーを入手して再インストールする方法があります。
アプリの削除や再インストールを行う際は、業務用端末の管理者ポリシーや社内の手順を確認し、必要に応じてシステム管理者に相談してください。
AndroidなどWindows以外の利用者も確認を
今回の脆弱性はWindows版だけでなく、Android版や複数のZoomクライアントにも関係します。
特にCVE-2026-53418はAndroid版Zoom Workplaceを対象とするため、Android端末で利用している場合も、アプリストアなどから更新の有無を確認し、提供されている最新版を適用してください。
脆弱性ごとに影響する製品や修正状況が異なる可能性があるため、Windows版の更新情報だけで判断せず、使用している端末やアプリに該当するZoomのセキュリティ情報を確認することが大切です。
まとめ
Zoomはクライアントアプリに関する脆弱性4件を公表し、いずれも深刻度を「High」と評価しました。
Windows版Zoom Workplaceでは、バージョン7.2.1が脆弱性の影響を受けないバージョンとして案内されています。
Windows利用者はアプリのバージョンを確認して更新し、Androidなど他の端末を利用している場合も、該当するセキュリティ情報とアプリの更新状況を確認してください。
