Mozillaは2026年10月6日(米国時間)、デスクトップ向けWebブラウザー「Firefox 157.0.1」をリリースチャネルで公開しました。
今回の更新は、ダウンロードやサイドバー、初回セットアップに関する不具合を修正するマイナーアップデートです。
あわせて、深刻度が「Moderate」と評価された脆弱性も修正されているため、Firefoxを利用している場合は更新状況を確認しておきましょう。
Firefox 157.0.1で修正された内容
Mozillaの案内によると、Firefox 157.0.1では、利用環境によって発生していた3件の不具合と、セキュリティ上の問題1件が修正されました。
| 対象 | 修正内容 |
|---|---|
| macOS | 特定の設定とフォルダーのアクセス権が組み合わさった場合に、ダウンロードに失敗する問題 |
| サイドバー | 一部の環境で、ブックマークまたはAIチャットボットのパネルから切り替えられなくなる問題 |
| Windows | 初回利用時のセットアップで「バックアップから復元」オプションが表示されない問題 |
| セキュリティ | 「File Handling」コンポーネントにおける緩和策バイパスの脆弱性 |
macOSでダウンロードに失敗する問題
macOS版では、ダウンロードのたびに保存先を確認する設定を有効にし、かつダウンロードフォルダーへのアクセス権がない場合に、ファイルのダウンロードに失敗することがありました。
保存先を選ぶ設定とフォルダーのアクセス権の条件が重なったときに起きる問題で、すべてのmacOSユーザーに発生するものではありません。
該当する症状があった場合は、Firefoxを157.0.1以降に更新したうえで、必要に応じてmacOSのプライバシー設定や保存先フォルダーへのアクセス権も確認してください。
サイドバーとWindowsの初回セットアップ
サイドバーでは、一部のユーザー環境で、表示中のパネルをブックマークやAIチャットボットから別のパネルへ切り替えられなくなる問題が修正されました。
また、Windows版では、初回利用時のオンボーディング画面に「バックアップから復元」の選択肢が表示されない場合がありました。
このオプションは、既存のFirefoxデータをバックアップから引き継ぐ際に関係する項目です。
脆弱性「CVE-2026-106016」も修正
セキュリティ修正の対象は、「File Handling」コンポーネントにおける緩和策バイパスの脆弱性で、識別番号はCVE-2026-106016です。
Mozillaが示す深刻度は4段階中3番目の「Moderate」です。
緩和策バイパスとは、脅威を抑えるための対策を回避される可能性がある問題を指しますが、公開情報だけから具体的な攻撃方法や影響範囲を推測することはできません。
深刻度が「Moderate」であっても、脆弱性が修正されたバージョンへの更新を後回しにしないことが大切です。
Firefoxのバージョンを確認する方法
Firefoxのメニューから「ヘルプ」を開き、「Firefoxについて」を選択すると、現在のバージョンを確認できます。
更新が利用可能な場合は、画面の案内に従ってダウンロードとインストールを進め、完了後にブラウザーを再起動してください。
すでに157.0.1以降を利用している場合は、このバージョンで案内された修正が適用されているかを確認できます。
企業や組織で管理されている端末では、更新のタイミングが管理者の方針に従う場合があります。
まとめ
Firefox 157.0.1は、macOSのダウンロード、サイドバーの切り替え、Windowsの初回セットアップに関する不具合を修正したアップデートです。
さらに、File Handlingコンポーネントの脆弱性「CVE-2026-106016」も修正されています。
不具合の影響を受けていない場合も、Firefoxのバージョンを確認し、更新が利用できるときは適用することをおすすめします。
