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iOS版Thunderbird、ネイティブアプリをゼロから開発 数カ月以内にテスト開始へ

メールアプリ「Thunderbird」の開発チームが、iOS版アプリの開発状況を明らかにしました。

既存のデスクトップ版やAndroid版のコードをそのまま移植するのではなく、iOS向けにゼロからネイティブアプリとして構築しており、今後数カ月以内にコミュニティーによるテストを始められるよう準備を進めています。

iOS版Thunderbirdはゼロから開発

Thunderbirdは、Windows、Mac、Linux向けのデスクトップ版に加え、Android版も提供しているオープンソースのメールアプリです。

今回開発中のiOS版は、既存アプリのコードを流用するのではなく、iOSに適したネイティブアプリとして新たに作られています。

開発チームは、これまでのデスクトップ版やAndroid版で得た知見を生かしながら、高速で信頼性が高く、現代的なメール体験の実現を目指しています。

現在は機能を次々と追加する段階というより、アプリを支える中核部分を整えることに重点を置いているとのことです。

開発中のアプリで目指す使いやすさ

開発チームが挙げている要素には、アカウント設定を簡単にするセットアップ、バッテリー消費に配慮したバックグラウンド同期、読みやすい受信トレイなどがあります。

メール作成画面には、書式設定をスムーズに行えるモダンなエディターを用意する方針です。

公開された画面では、アカウントの追加先として「Thundermail」「Google」「Microsoft」「Yahoo」「AOL」などが表示されています。

ただし、画面に表示されているサービスがすべて正式版で利用できるかどうかや、対応するメール設定の詳細は、現時点で確定情報として示されていません。

シンプルさと拡張性を両立

基本的な操作はシンプルにしつつ、機能を固定しすぎない設計も検討されています。

その一つが「機能フラグ」で、実験的な機能を有効にする仕組みとして説明されています。

この仕組みにより、上級ユーザーが新機能を早い段階で試せるほか、コミュニティーの開発者が機能を追加しやすい構成を目指しています。

一方で、実験的な機能の具体例や、利用者がどのように有効化するのかといった詳細は、今後の発表を待つ必要があります。

コミュニティーテストは今後数カ月以内を予定

開発チームは、今後数カ月以内にコミュニティーがテストできる状態にするため、準備を進めています。

これはテスト開始に向けた見通しであり、一般向けの正式リリース日が発表されたという意味ではありません。

テストの参加方法や対象者、配布方法、対応するiOSのバージョンなども、現時点では明らかになっていません。

開発チームは、リリース後にどの機能を優先して作り込むかを検討するため、ユーザー調査も実施しています。

そのため、テスト参加者からの意見や調査結果が、画面や機能の改善に反映される可能性があります。

デスクトップとモバイルで一貫した体験を目指す

Thunderbirdが掲げる最終的な目標は、デスクトップでもモバイルでも一貫して使いやすい体験を提供することです。

ただし、一貫性はすべての画面や操作を同じにすることではなく、それぞれの端末に合った使い方を保ちながら、共通の使いやすさを実現することが重要になります。

iOS版では、セットアップや受信トレイ、メール作成といった日常的な操作がどのようにまとまるのかが、今後の注目点です。

まとめ

iOS版Thunderbirdは、既存コードの移植ではなく、iOS向けのネイティブアプリとしてゼロから開発されています。

簡単なセットアップや省電力を意識した同期、読みやすい受信トレイ、書式設定に対応するエディターなどが計画されていますが、現段階では開発中の機能や画面として受け止める必要があります。

コミュニティーテストは今後数カ月以内の開始を目指しており、正式な提供時期や参加方法などの詳細は、今後の発表が待たれます。

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