Windows向けファイル管理ソフト「Files」が、10月12日(日本時間)にバージョン4.3へ更新されました。
今回のアップデートは、起動やフォルダー移動、検索など、日常的に使う操作の応答性向上が中心です。
さらに、.NETデスクトップランタイムをアプリに同梱し、別途ランタイムを用意せずに利用できるようになりました。
Files v4.3は日常操作の高速化が中心
Filesは、Windows 11のデザイン言語「Fluent Design System」に沿って設計されたファイル管理ソフトです。
標準のエクスプローラーにはない機能を備え、ファイル操作やフォルダーの整理を自分の使い方に合わせやすい点が特徴です。
v4.3では、アプリの起動からフォルダーの閲覧、検索結果の確認に至るまで、複数の処理が見直されました。
起動・復帰・フォルダー移動を改善
アプリを終了した状態から立ち上げるコールドスタートに加え、バックグラウンドから復帰するときのパフォーマンスも改善されています。
フォルダー間を移動するナビゲーションや、検索結果の表示も高速化され、目的の場所やファイルを探す際の待ち時間を減らします。
フォルダーを開いたときのアイコンやサムネイルの読み込みも、従来より速くなりました。
メモリの使い方も効率化されており、起動速度だけでなく、継続して利用する際の動作にも配慮した更新です。
.NETランタイムを同梱し、導入を簡単に
v4.3では、アプリの動作に必要な「.NET」デスクトップランタイムがFilesに同梱されました。
これにより、利用者がランタイムを別途ダウンロードしてインストールする手間がなくなり、新しいPCでもセットアップを進めやすくなります。
開発チームによると、アプリとランタイムを合わせたダウンロードサイズは60%以上削減されたとのことです。
ランタイムを同梱しながら配布サイズを減らしたことで、初回導入時のダウンロード負担も抑えられています。
表示やGit連携など、使い勝手も向上
速度改善に加えて、画面表示やファイル操作、アップデート確認に関する変更も盛り込まれました。
| 変更点 | 内容 |
|---|---|
| アイコン・サムネイル | グリッド表示がDPIに対応し、鮮明に表示 |
| Git連携 | 処理の進捗表示やエラー内容の改善、SSHでクローンしたリポジトリへの対応 |
| アップデート確認 | アプリの実行中も定期的に更新を確認 |
| ドラッグ&ドロップ | サイドバーやタブ上でドロップ先を枠線で強調 |
| フォルダーの並べ替え | サイドバーなどで自然順に表示 |
Git操作の状況やエラーを把握しやすく
Git関連の処理では、時間がかかる操作の進捗を確認できるようになりました。
処理に失敗した場合も、一般的なタイムアウトの案内だけでなく、実際に発生したエラーメッセージが表示されます。
SSH経由でクローンしたリポジトリが扱えるようになり、フォルダーを開いた際のリポジトリ検出も高速化されています。
並べ替えとドラッグ操作をより分かりやすく
サイドバーやオムニバーのパンくずリストでは、フォルダー名が自然順で並ぶようになりました。
たとえば「Folder 2」が「Folder 10」より前に表示されるため、番号を含む名前でも順序を把握しやすくなります。
ファイルやフォルダーをサイドバーの項目やタブへドラッグしたときは、ドロップ先がアクセントカラーの枠で示されます。
Files v4.3の入手とアップデート
Files v4.3は公式サイトから無料でダウンロードでき、すでに利用している場合はアプリ右上のアップデート通知から更新できます。
Microsoft Store版は1,750円で提供されており、プロジェクトを支援したい場合の選択肢として案内されています。
なお、アップデートには今回紹介した改善のほか、さまざまな不具合修正も含まれます。
まとめ
Files v4.3は、コールドスタートやフォルダー移動、検索結果の表示を高速化し、ファイル管理の基本操作を使いやすくしたアップデートです。
.NETランタイムの同梱によって導入時の手間を減らしながら、ダウンロードサイズを60%以上削減した点も注目できます。
Git連携や表示、ドラッグ&ドロップなどの細かな改善も加わっているため、Filesを利用中の人は更新内容を確認してアップデートを検討するとよいでしょう。
