Windows 11で、Dolby Digitalとして知られる音声形式「AC-3」のデコードに関する不具合が確認されました。
2026年9月のプレビュー更新プログラム「KB5124010」以降を適用した環境で、OSに内蔵された音声デコード機能を利用するアプリが、起動できなかったり、使用中に予期せず終了したりする場合があります。
影響はすべてのアプリに及ぶわけではありませんが、Windows 11の複数のバージョンが対象です。
現時点で案内されている回避策はなく、Microsoftは今後の更新プログラムで修正する方針です。
AC-3のデコードでアプリが異常終了する問題
今回の不具合は、AC-3形式の音声を再生するために、WindowsのOS内蔵デコード機能を使うアプリで発生する可能性があります。
アプリの起動時に失敗するケースのほか、警告を表示せずに終了するケースも報告されています。
起動直後は正常に見えても、音楽や映像の再生など、AC-3のデコードが必要な機能を使った段階で問題が表面化することがあります。
そのため、アプリが起動できることだけでは、影響の有無を判断できない場合があります。
ゲームやメディアプレーヤーなどが影響を受ける可能性
影響するかどうかはアプリの実装や動作によって異なり、ゲーム、メディアプレーヤー、一部の生産性アプリなどが対象となる可能性があります。
特定のアプリだけで音声再生や起動に問題が出る場合は、AC-3の処理が関係していることも考えられます。
一方、近年のアプリには、OSの機能に頼らず、音声デコードに必要なコンポーネントをアプリ自身に組み込んでいるものもあります。
こうしたアプリは今回の問題の影響を受けないとされており、同じ形式の音声を扱うアプリでも挙動が異なる可能性があります。
影響するWindows 11のバージョン
Microsoftが影響範囲として挙げているWindows 11のバージョンは、26H2、25H2、24H2です。
新しいバージョンだけでなく、複数のバージョンが対象に含まれているため、利用中の環境を確認することが重要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 問題の内容 | AC-3音声のデコード時にアプリが起動・動作に失敗する場合がある |
| 発生条件 | 2026年9月のプレビュー更新「KB5124010」以降を適用した環境 |
| 対象バージョン | Windows 11 26H2、25H2、24H2 |
| 対応状況 | 問題は確認済みで、今後の更新プログラムで修正予定 |
利用者が確認しておきたいこと
音声再生やアプリの起動に不具合がある場合は、Windowsのバージョンと更新履歴を確認し、問題が起きるアプリや操作を整理すると状況を把握しやすくなります。
とくに、AC-3音声を再生する場面でのみ発生するかどうかは、切り分けの手がかりになります。
現時点では、Microsoftから一般利用者向けの回避策は案内されていません。
修正が提供されるまでは、アプリやWindowsの更新情報を確認し、問題が再現する場合はアプリの提供元にも情報を確認してください。
まとめ
2026年9月のプレビュー更新「KB5124010」以降を適用したWindows 11では、OS内蔵機能でAC-3音声をデコードするアプリが、起動に失敗したり予期せず終了したりする可能性があります。
26H2、25H2、24H2が影響対象で、アプリによって発生状況は異なります。
Microsoftは今後の更新プログラムで修正する方針ですが、現時点で回避策は示されていません。
該当する症状がある場合は、更新状況と発生条件を確認し、修正情報の公開を待つ必要があります。
