Microsoftは米国時間4月30日、Windows 11向けの2026年4月非セキュリティプレビュー更新プログラムを公開しました。
ゲームに集中しやすい「Xbox モード」をはじめ、エクスプローラーや入力機能、AI関連機能などの改善が含まれています。
対象はバージョン26H1、25H2、24H2で、更新プログラムはオプションとして提供されます。
Windows 11の4月プレビュー更新、対象バージョンとKB番号
今回の更新は、翌月の月例更新に先立って新機能や変更点を試すためのプレビューパッチです。
対象バージョンごとの更新プログラムは次のとおりです。
| Windows 11のバージョン | 更新プログラム | OSビルド |
|---|---|---|
| 26H1 | KB5083806 | 28000.1896 |
| 25H2 | KB5083631 | 26200.8328 |
| 24H2 | KB5083631 | 26100.8328 |
バージョン25H2と24H2には同じKB番号が適用されますが、OSビルドはそれぞれ異なります。
更新の詳細や適用条件は、MicrosoftのKB5083631の案内およびKB5083806の案内で確認できます。
ゲームに集中できる「Xbox モード」がWindows 11に登場
注目機能の一つが、Windows 11搭載のノートPC、デスクトップPC、タブレットで利用できるゲーム向けの「Xbox モード」です。
ゲームを中心に使う際の操作環境を整える機能で、PCをゲーム機のような感覚で利用したいユーザーにとって選択肢が広がります。
従来のWindowsデスクトップ上でゲームを起動する使い方に加え、ゲームプレイに適した画面や操作を利用できる点が特徴です。
ただし、実際の表示や利用条件は端末や設定によって異なる場合があるため、更新後に自分の環境で確認してください。
入力・管理機能や日常操作も改善
ペン入力とスタートアップを強化
入力機能も拡充され、PowerPointではペンの触覚フィードバックに対応します。
対応環境では、ペンを使った操作に反応を加えることで、画面上での入力をより直感的に行えるようになります。
また、スタートアップアプリを起動する際のパフォーマンスも改善され、サインイン後のアプリ利用に関わる待ち時間の短縮が期待できます。
組織のデバイス管理を簡素化
企業や教育機関向けには、複数のWindowsデバイスで設定をそろえる「Enterprise State Roaming」を、「Windows Backup for Organizations」ポリシーから管理できるようになります。
これにより、IT管理者は組織内の設定を運用する際の作業を簡素化できます。
さらに、Windows EnterpriseおよびEducationでは、グループポリシーを使ってプリインストールされたMicrosoft Storeアプリを一括削除する機能が拡充され、管理者が削除対象のアプリを追加できるようになります。
エクスプローラーやAI関連機能にも変更
今回の更新には、日常的な操作やシステム設定に関する改善も含まれています。
- エクスプローラーで展開できるファイル形式を拡充
- 1,000Hzを超えるリフレッシュレートをディスプレイ設定で報告
- 再起動せずにオン・オフを切り替えられるスマート アプリ コントロール
- 「ドラッグトレイ」の名称を「ドロップトレイ」に変更し、無効化にも対応
- Windows保護印刷モードを示す新しいプリンターアイコンを追加
- AIエージェントの進捗をタスクバーに表示する「Agents on Taskbar」
これらは、ファイル操作やディスプレイ設定、セキュリティ機能の管理に加え、AIエージェントの状態を把握しやすくするための変更です。
機能によっては、端末やエディション、段階的な展開状況などにより、すぐに利用できないことがあります。
適用は任意、一般ユーザーは月例更新を待つ選択も
今回のプレビュー更新にはセキュリティ修正が含まれず、適用は必須ではありません。
新機能を早く試したいユーザーや、業務環境への影響を事前に確かめたい管理者向けの更新と位置付けられています。
オプション更新を適用する場合は、Windows Updateで更新内容と対象バージョンを確認したうえで、必要に応じてインストールしてください。
更新を急がない一般ユーザーは、翌月の月例更新を待ってから導入する方法もあります。
まとめ
Windows 11の2026年4月プレビュー更新では、「Xbox モード」の追加に加え、入力、アプリ起動、組織向け管理、エクスプローラー、AI関連機能などが改善されます。
一方で、今回はセキュリティ修正を含まない任意の更新です。
新機能をすぐに使いたい場合や事前検証が必要な場合を除き、適用を急がず月例更新を待つこともできます。
