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就活・転職の志望動機を職業選びから考える 100人の事例で学ぶ『志望動機の教科書』

志望動機を書こうとしても、「自分に合う仕事がわからない」「どの会社にも似た内容になってしまう」と悩む人は少なくありません。

インプレス NextPublishingから、就職・転職活動における志望動機を、応募書類の書き方だけでなく仕事選びの段階から解説する『志望動機の教科書 就職・転職活動で後悔しないための職業選択ガイド』が発売されました。

占部礼二氏が著した本書は、業界・職種・企業の見極め方、自分なりの軸のつくり方、志望理由を言葉にするプロセスを扱い、100人分の志望動機事例も収録しています。

志望動機は「書き方」より仕事選びから考える

志望動機をまとめるとき、まず文章の型や印象のよい言い回しを探す人もいるでしょう。

しかし、応募先を選んだ理由が自分の中で整理できていないと、表現を整えても内容が抽象的になり、企業ごとの差も伝わりにくくなります。

本書が重視するのは、志望動機を応募直前に作る作文ではなく、職業選択の結果として組み立てる考え方です。

なぜその業界に関心があるのか、どのような仕事をしたいのか、なぜその企業なのかを順に考えることで、理由のつながりを説明しやすくなります。

業界・職種・企業を分けて検討する

業界、職種、企業はそれぞれ異なる観点で選ぶものです。

業界はどのような顧客や社会課題に関わるか、職種はどのような役割や業務を担うか、企業はどのような事業や環境で働くかを考える手掛かりになります。

この三つをまとめて「興味がある」とだけ表現すると、応募先を選んだ具体的な理由が見えにくくなります。

たとえば、業界への関心と、希望する職種で実現したいこと、企業独自の事業や働き方への関心を整理しておけば、志望理由をより明確に説明できます。

検討する対象考えるポイント
業界どのような分野や顧客、課題に関わりたいか
職種どのような業務や役割を担い、何を生み出したいか
企業事業内容や特徴のうち、応募先を選ぶ決め手は何か

自分なりの「軸」を志望動機につなげる

志望先を選ぶ軸とは、仕事や職場を選ぶ際に大切にしたい条件や価値観を、自分の言葉で整理したものです。

仕事内容、身につけたい能力、働き方、顧客との関わり方など、何を重視するかは人によって異なります。

軸が定まっていないと、知名度や待遇など目立つ条件だけで応募先を決めてしまい、入社後に仕事とのミスマッチを感じる可能性があります。

一方、軸を言葉にしておけば、応募先を比較するときの判断基準になるだけでなく、面接での説明にも一貫性を持たせやすくなります。

経験や関心を手掛かりにする

自分の軸を考える際は、これまでに力を入れた経験や、達成感を得た場面、逆に負担を感じた場面を振り返る方法があります。

そのとき何を大切にしていたのか、どのような役割に手応えを感じたのかを掘り下げると、仕事選びで譲れない条件が見つかることがあります。

新卒の就職活動であれば、授業やサークル、アルバイトなどの経験を、転職活動であれば、担当業務や成果、働くうえでの課題を振り返るとよいでしょう。

過去の経験をそのまま志望動機にするのではなく、そこから得た価値観を、応募先で実現したいことと結び付けることが大切です。

100人の事例から志望動機の違いを学ぶ

本書には、実際の志望動機を考えるうえで参考となる100人分の事例が収録されています。

多くの例を読み比べることで、志望理由の伝え方や具体性の違いを確認し、自分の文章を見直す材料にできます。

重要なのは、事例の文章をそのまま借りることではありません。

例文を模倣するだけでは、自分の経験や応募先を選んだ根拠が伴わず、質問を受けたときに説明が難しくなるおそれがあります。

良い例とそうでない例を比較するときは、「応募先を選ぶ理由が具体的か」「自分の経験や考えと結び付いているか」「入社後に取り組みたいことが伝わるか」といった観点で読むと、改善点を見つけやすくなります。

志望動機を組み立てる基本の流れ

志望動機は、次の要素を整理してから文章にすると、内容の重複や説明不足を避けやすくなります。

  1. 仕事選びで大切にしたい軸を整理する。
  2. 業界や職種に関心を持った理由を言葉にする。
  3. 企業研究を通じて、応募先ならではの特徴を確認する。
  4. 自分の経験や強みを、応募先で実現したいことにつなげる。

この流れは文章を機械的に当てはめるための型ではなく、志望理由の根拠を確認するための手順です。

求人情報や企業の公開情報を確認し、事実と自分の解釈を区別しておくと、面接でも落ち着いて説明しやすくなります。

就活生・転職希望者に向いている一冊

志望動機の文章表現だけでなく、応募先の選び方から見直したい人にとって、本書は考えを整理するためのガイドになります。

特に、志望先を選ぶ基準が定まらない人や、応募先ごとに内容を変えられない人、転職理由と次の仕事で実現したいことを結び付けにくい人は、職業選択の視点から見直すきっかけを得られるでしょう。

本書の価格は、紙書籍版が2,300円(税別)、電子書籍版が1,600円(税別)です。

書籍の発売日は2026年5月8日です。

まとめ

志望動機は、魅力的な言葉を並べるだけではなく、自分が何を大切にし、なぜその仕事や企業を選ぶのかを伝えるものです。

『志望動機の教科書』は、業界・職種・企業の見極めから自分の軸の整理、志望理由の言語化までを一貫して扱い、100人分の事例を通じて考え方を学べる一冊です。

応募書類の作成に行き詰まったときは、文章を直すだけでなく、仕事選びの根拠まで立ち戻って整理することが、納得できる志望動機につながります。

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