日本語と英語を切り替えずに入力できる無料の日本語入力アプリ「Meltype」が、公開後まもなく大幅なアップデートを受けました。
日本語入力システムとして登録できる「Meltype IME」をはじめ、予測変換や定型文、時刻・日付の変換などが加わり、日常的な文章入力を支える機能が充実しています。
「Meltype IME」に対応し、Windowsの入力方式として利用可能に
「Meltype」は、ローマ字入力のまま日本語と英語を続けて入力できる日本語入力ツールです。
入力した文字列を文脈に応じて処理し、日本語と英単語が混在する文章へ変換するため、入力のたびに半角・全角キーで切り替える手間を減らせます。
今回のアップデートで追加された「Meltype IME」は、アプリをWindowsの日本語入力システム(IME)として登録する機能です。
従来はMicrosoft IMEをオフにした状態でMeltypeが入力を受け付ける方式でしたが、IMEとして登録すれば、Windowsの入力方式のひとつとして選択できます。
登録後は、WindowsキーとSpaceキーを押して入力方式を切り替えると、候補に「Meltype IME」が表示されます。
予測変換や時刻・日付変換など、実用機能を追加
アップデートでは予測変換が導入され、入力中の文字に応じた候補を確認しながら文章を作成できるようになりました。
また、「いま」または「なう」と入力すると現在時刻に、「きょう」と入力すると今日の日付に変換できます。
「明日」のような語句では日付の候補も表示されるため、予定や連絡事項を入力する際にも役立ちます。
よく使う文章を登録して呼び出せる定型文機能も追加されており、タスクトレイの右クリックメニューから登録画面を開けます。
登録した定型文は、;名前の形式で入力し、SpaceキーまたはTabキーを押すと呼び出せます。
変換ボックスの操作も改善され、F8キーで半角カタカナに変換したり、CtrlキーとHキーで直前の1文字を削除したりできます。
インストーラー追加と対応アプリの拡大
Windows版にはインストーラーが追加され、セットアップ時に「Meltype IME」をシステムへ登録するかどうかを選べるようになりました。
以前のバージョンで動作しなかった一部アプリへの対応も進められており、入力できる環境が広がっています。
Meltypeは自動更新機能を備えているため、導入後は更新を確認しながら最新版を利用できます。
最新版は、GitHubのリリースページから無料でダウンロードできます。
対応環境とプロジェクトの概要
Windows版の対応OSは64bit版のWindows 10およびWindows 11です。
Windows版のほか、プレビュー版としてmacOS版とLinux版も提供されており、LinuxではIBusやfcitx5向けの入力メソッドが用意されています。
Meltypeはオープンソースソフトウェアで、ライセンスにはGPL-3.0が採用されています。
まとめ
今回のアップデートでは、MeltypeをIMEとして使えるようになったほか、予測変換、時刻・日付変換、定型文など、入力を効率化する機能が加わりました。
日本語と英語を混在させた文章を頻繁に入力する人や、入力方式を手軽に切り替えたいWindowsユーザーは、最新版を試してみる価値がありそうです。
