画面の文字や細部を大きく表示できるWindows標準のアクセシビリティ機能「拡大鏡」が、Windows 11 Insider Previewで使いやすくなります。
設定用のポップアップが新しいデザインに変わるほか、拡大率を1%単位で指定できるようになり、ショートカットキーで倍率を変える際の増分も手軽に調整できます。
「拡大鏡」の設定画面が新デザインに
改善が確認されたのは、米国時間2026年5月1日に公開された「Windows 11 Insider Experimental Preview」Build 26300.8346です。
拡大鏡の設定フライアウトは、Windows 11のデザイン言語「Fluent Design System」に沿った外観に刷新され、ほかの画面との統一感が高まりました。
背景には透過感のあるマテリアル効果が取り入れられ、従来の設定画面よりもWindows 11らしい見た目になっています。
今回の変更は見た目だけではありません。
倍率を1%刻みで細かく調整
新しい設定フライアウトでは、現在の拡大率を示すラベルが編集可能なテキストボックスになり、希望する倍率を直接入力できます。
倍率は1%単位で指定できるため、100%単位の大きな変化では調整しにくかった画面表示も、必要な大きさに合わせやすくなります。
たとえば、文字が少しだけ見づらい場合に、拡大しすぎて画面内の情報が減るのを避けながら、ちょうどよい倍率を探せます。
拡大率を細かく設定できることは、画面の見え方に合わせて調整したい人や、作業内容に応じて表示サイズを使い分けたい人にとって便利な改善です。
ズーム増分もポップアップから変更可能
設定フライアウトには、拡大率を変更する際の幅を選ぶ「Zoom increment」のメニューも追加されました。
選択できる増分は、5%、10%、25%、50%、100%、150%、200%、400%です。
| 設定項目 | 変更内容 |
|---|---|
| 拡大率 | 数値を直接入力して1%刻みで指定 |
| ズーム増分 | 8種類のプリセットから選択 |
これまでは、既定の100%以外の増分を使うために「設定」アプリを開く必要がありましたが、新しいフライアウトから選べるようになれば、倍率を調整する流れの中で設定を完結できます。
ショートカットキーで素早く操作
拡大鏡は、設定画面を開かなくてもキーボードから操作できます。
Windowsキー++:画面を拡大Windowsキー+-:画面を縮小Windowsキー+Ctrl+M:拡大鏡の設定を表示Windowsキー+Esc:拡大鏡を終了
ズーム増分を小さく設定すれば、ショートカットキーを押したときの倍率変化も小さくなり、細かな調整がしやすくなります。
拡大鏡には、拡大表示している範囲のユーザーインターフェイスを音声で読み上げる機能もあります。
正式版への搭載は未確定
今回の変更はInsider Previewでテストされている機能であり、すべてのWindows 11ユーザーがすぐに利用できるものではありません。
プレビュー版で試された機能は、検証の結果、正式版に搭載されない場合や、仕様が変更される場合があります。
まとめ
Windows 11の拡大鏡は、設定フライアウトのデザイン刷新に加え、倍率の1%刻み入力とズーム増分の選択に対応する見込みです。
倍率調整と関連設定をひとつの画面で行えるようになれば、見やすさを自分に合わせる作業がより簡単になります。
ただし、現時点ではInsider Previewでのテスト段階のため、正式版への提供時期や最終的な仕様は今後の発表を待つ必要があります。
