WordPressでブログ記事やWebページを作成する際、読者の視線を誘導するために文字の装飾は非常に重要な役割を果たします。
特に重要な部分を強調したり、補足情報にマーカーを引いたりすることで、文章の読みやすさは劇的に向上します。
2026年現在のWordPressでは、ブロックエディタ(Gutenberg)の進化により、外部プラグインを使わなくても高度な装飾が容易に行えるようになっています。
本記事では、標準機能を使った文字色の変更方法から、CSSを活用したオリジナルのマーカー設定まで詳しく解説します。
初心者の方でも迷わずに実践できるよう、具体的な手順を追って紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
ブロックエディタの標準機能で文字色を変更する方法
WordPressの標準エディタであるブロックエディタでは、テキストの一部または段落全体の文字色を簡単に変更できます。
まずは、色を変えたいテキストをマウスのドラッグで選択してください。
テキストを選択すると表示されるツールバーの中に、下向きの矢印アイコン(さらに表示)がありますので、そこをクリックします。
メニューの中から「ハイライト」を選択すると、カラーパレットが表示されます。
「テキスト」タブを選択し、用意されている色の中から好みのものを選ぶだけで、文字色が変更されます。
特定の色を指定したい場合は、カスタムカラー設定から16進数のカラーコードを入力することも可能です。
段落全体の文字色を変えたい場合は、右側のサイドバーにある「設定」パネルを使用します。
「スタイル」タブの中にある「色」セクションを開き、「テキスト」を選択して色を指定してください。
この方法を使えば、一箇所ずつ選択する手間が省け、効率的にデザインを整えることができます。
文字にマーカー(背景色)を引く手順
文字の上に蛍光ペンで線を引いたような演出をしたい場合は、背景色の設定機能を利用します。
先ほどと同様に、マーカーを引きたい範囲のテキストを選択状態にします。
ツールバーの「ハイライト」メニューを開き、今度は「背景」タブを選択してください。
ここで好きな色を選ぶと、選択したテキストの背後に色が付き、マーカーを引いたような見た目になります。
読者の視覚的なアクセントとして、黄色や薄いピンクなどの色がよく使われます。
サイドバーの設定パネルからも、段落全体の背景色を設定することが可能です。
ただし、段落全体に色を付けると「枠囲み」のような見え方になるため、部分的な強調にはツールバーのハイライト機能が適しています。
色のコントラストが強すぎると文字が読みにくくなるため、背景色と文字色の組み合わせには注意を払いましょう。
プラグインなしでカスタマイズ!CSSで独自のマーカーを作成する
標準の塗りつぶしマーカーではなく、下半分だけに線を引くような「おしゃれなラインマーカー」を使いたい場合は、CSSを追加するのが最適です。
WordPressの管理画面から「外観」の「カスタマイズ」へ進み、「追加CSS」を選択してください。
あるいは、サイトエディタを使用している場合は、「スタイル」の「追加CSS」欄に記述します。
以下のコードをコピーして貼り付けることで、独自のマーカークラスを作成できます。
/* 下半分に薄い赤色のマーカーを引く設定 */
.custom-marker-pink {
background: linear-gradient(transparent 60%, #ffcccc 60%);
font-weight: bold;
}
/* 黄色の細いラインマーカー */
.custom-marker-yellow {
background: linear-gradient(transparent 80%, #fff333 80%);
}
このCSSを保存したあと、エディタ上で装飾したいテキストを選択します。
ツールバーの「さらに表示」から「インラインCSS」または「高度な設定」で、作成したクラス名(例:custom-marker-pink)を入力します。
これにより、プラグインを導入することなく、自分好みのデザインをいつでも呼び出すことができます。
一度CSSを設定しておけば、サイト全体のデザインに統一感を持たせることが可能になります。
装飾を効果的に使うためのポイントと注意点
文字の装飾は便利ですが、使いすぎると逆効果になり、どこが重要なのか分からなくなってしまいます。
1つのページ内で使用するマーカーや文字色は、最大でも3色程度に抑えるのが理想的です。
また、色だけに頼った強調は、色覚多様性を持つ読者にとって情報が伝わりにくい場合があります。
色を変えるだけでなく、太字を併用することで、視覚情報のアクセシビリティを高めることができます。
特に、重要な警告や禁止事項を示す際には、赤字にするだけでなく記号を添えるなどの工夫を検討してください。
以下の表は、一般的に推奨される色の使い分けをまとめたものです。
| 色の種類 | 主な用途 | 心理的効果 |
|---|---|---|
| 赤色 | 重要・注意・警告 | 緊張感を与え、目を引く |
| 黄色(マーカー) | ポイント・要点 | 明るくポジティブな強調 |
| 青色 | リンク・補足情報 | 冷静・信頼・情報の整理 |
| 緑色 | 成功例・メリット | 安心感・リラックス |
このように、色の持つ意味に合わせて使い分けることで、ユーザー体験の向上につながります。
さらに、ダークモードを利用している読者のことも考慮しましょう。
あまりに淡すぎる色は、背景が暗い場合に視認性が著しく低下する恐れがあります。
実際に自分のスマホやPCで、複数の環境から表示を確認する習慣をつけることが大切です。
再利用ブロック(同期パターン)の活用
頻繁に使う装飾スタイルがある場合は、それを「パターン」として登録しておくと便利です。
2026年のWordPressでは、特定の装飾を施した段落を「同期パターン」として保存する機能が強化されています。
一度作成したマーカー付きの段落を選択し、オプションメニューから「パターンの作成」を選んでください。
名前を付けて保存しておけば、次回からはプラスボタンから検索してすぐに呼び出せます。
これにより、inline codeなどの複雑な設定を何度も繰り返す必要がなくなります。
作業の効率化は、継続的なブログ運営において非常に大きなメリットとなります。
まとめ
WordPressで文字に色を付けたりマーカーを引いたりする方法は、標準機能だけでも十分に充実しています。
ブロックエディタの「ハイライト」機能を活用すれば、直感的な操作でテキストを彩ることができます。
さらに一歩進んだデザインを目指すなら、CSSを用いた独自のマーカー設定に挑戦してみるのも良いでしょう。
装飾の基本は、あくまでも「読者の読みやすさ」を第一に考えることです。
過度な装飾は避け、一目で重要なポイントが伝わるような構成を心がけてください。
本記事で紹介したテクニックを活用して、より魅力的で伝わりやすいコンテンツ制作に取り組んでみてください。
適切な色の使い分けと整理されたレイアウトは、あなたのサイトの信頼性を高める第一歩となるはずです。
