Googleは、AIノートブック「Gemini Notebook」に、Google Play ブックスで購入した対象の電子書籍を情報源として追加できる機能を提供しています。
書籍の内容について質問したり、インフォグラフィックや音声概要、クイズを作成したりできるため、読書内容の整理や学習、仕事での知識活用を支援します。
電子書籍の知識をノートブックに取り込む
新機能「Expert Intelligence」では、大手出版社の10万冊以上の書籍から得られる知見を、Gemini Notebookで直接利用できます。
利用者は、Google Play ブックスで購入した対象書籍をノートブックに追加し、その内容をほかの資料と組み合わせて扱えます。
従来のように手元のメモや文書だけを情報源とするのではなく、書籍の専門知識を自分の資料に加えて分析できる点が特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 追加できる情報源 | Google Play ブックスで購入した対象の電子書籍 |
| 主な活用機能 | 書籍に基づく質問への回答、インフォグラフィック、音声概要、クイズの生成 |
| 組み合わせ | 電子書籍と利用者自身のノートや資料 |
質問への回答から音声概要・クイズの作成まで
書籍を追加すると、内容について質問し、ノートブックに取り込んだ情報をもとに回答を得られます。
特定の章やテーマの要点を確認したり、複数の情報源を照らし合わせたりすることで、長い書籍の内容を目的に応じて整理しやすくなります。
さらに、書籍の情報を使ってインフォグラフィックや音声概要、クイズを生成できます。
文章を読むだけでなく、図や音声、問題形式で内容に触れられるため、学習の振り返りや理解度の確認にも役立ちます。
学習や仕事での活用例
学生であれば、講義ノートと購入した書籍を同じノートブックに取り込み、試験対策用の音声概要やクイズを作成できます。
授業で扱った内容と書籍の解説を関連付けることで、単に用語を覚えるだけでなく、テーマ全体を整理する助けになります。
仕事では、マネジメント手法を扱う書籍と社内資料などを組み合わせ、従業員へのフィードバックに関する方針を検討するといった使い方が想定されています。
専門書の知識を、個別の業務課題や手元の資料に結び付けて活用できることが、この機能の利点です。
利用条件と組織での設定
本機能を利用するには、Google Play ブックスで購入した書籍のうち、対象となる電子書籍を用意する必要があります。
利用できる書籍はGoogle Play ブックスの詳細ページで確認し、そこから利用を開始できます。
組織で導入する場合は、管理者が対象ユーザーの環境でGemini Notebook、Google Play、Google ブックスを有効にする必要があります。
教育機関などで特定の書籍を学生に提供したい場合は、管理者がグループ向け購入機能を使って割り当てられます。
対象ユーザー側で個別の設定を行う必要はありませんが、ノートブックを共有する際には注意が必要です。
共有先のユーザーが電子書籍に基づく操作を行うには、そのユーザー自身も該当する書籍を購入している必要があります。
提供対象と無料書籍
発表時点では、必要な設定を満たしたGoogle Workspaceユーザーと、Gemini Notebook、Google Play、Google ブックスが有効な個人Googleアカウントのユーザーが対象です。
また、米国の18歳以上のユーザーには、在庫がある限り無料で書籍を1冊提供すると案内されています。
無料提供の対象や在庫条件は地域や状況によって異なる可能性があるため、利用時にはGoogle Play ブックス上の案内を確認してください。
使う際に意識したいポイント
生成された回答やクイズは、書籍の内容を確認したり学習を始めたりするための補助として活用するのが適切です。
引用箇所や重要な説明は元の書籍と照らし合わせ、理解や判断に影響する内容を確認してから利用しましょう。
また、電子書籍をノートブックに追加する前に、対象書籍かどうかや購入状況、組織アカウントでの利用条件を確かめることも大切です。
まとめ
Gemini NotebookのExpert Intelligenceは、Google Play ブックスの対象電子書籍を、ノートや資料と一緒に活用できる機能です。
書籍に基づく質問への回答に加え、音声概要やクイズ、インフォグラフィックを生成できるため、学習内容の整理から仕事上の知識活用まで幅広い場面で役立ちます。
利用には対象書籍の購入やアカウントの設定が関係するため、書籍の対応状況と共有時の条件を確認したうえで活用しましょう。
