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「ずっと無料で使いたい」は危険?Bandicamの規約と安全な使い方ガイド

「10分だけ」「無料のままで」と思ってBandicamを使い始めたものの、いざ本格的に使おうとすると時間制限やロゴ、規約が気になってきませんか。

この記事では、Bandicam無料版の「10分制限」を無理なく理解し、危険な裏ワザに手を出さず、安全に長時間録画するための現実的な選択肢を、プロ目線でわかりやすく解説します。

Bandicam無料版の10分制限とは?規約で決められている制約

無料版(Bandicam Free)の10分制限とウォーターマーク

Bandicamの無料版は、公式に「お試し版」という位置づけになっています。

最大の違いは、次の2点です。

1つ目は録画時間の制限です。

無料版では、1回あたりの録画が最大10分までに制限されています。

録画ボタンを押してから10分経過すると、自動的に録画が止まります。

再度録画ボタンを押せばまた録画できますが、ファイルは分割されてしまいます。

2つ目はウォーターマーク(ロゴ)の表示です。

無料版では、録画した動画の上部に「www.BANDICAM.com」という透かしロゴが必ず表示されます。

YouTubeに投稿したり、ビジネス用のマニュアル動画として配布すると、このロゴが目立ってしまいます。

無料でできること・できないこと

Bandicamは、無料版でも機能そのものはかなり充実しています。

公式の仕様を整理すると、次のようなイメージです。

無料版で「できる」こと

  • 画面録画(全画面・指定範囲・特定ウィンドウ)
  • ゲーム録画(DirectX/OpenGL/Vulkan対応)
  • Webカメラ・キャプチャーボードの録画
  • PC音・マイク音の録音
  • 静止画キャプチャ(スクリーンショット)
  • 4K解像度での録画自体(ただし1回10分まで)

つまり、録画・キャプチャの基本機能はほぼすべて無料で試せる構成になっています。

一方で、無料版では次のような点が制約されます。

無料版では「できない」または「現実的に厳しい」こと

  • 10分を超える連続録画(講義、ゲーム配信、会議のフル録画など)
  • ロゴ(ウォーターマーク)なしの動画作成
  • スケジュール録画機能の利用
  • 商用クオリティでの教材・マニュアル動画の量産

特に「10分以上を1本の動画として撮りたい」「ロゴなしで見せたい」というニーズになると、無料版では限界があります。

無料版のまま長時間録画したい人が抱えがちな悩み

無料版を使っていると、よく次のような悩みにぶつかります。

  • オンライン会議(60分)を全部録りたいのに、10分ごとに録画が止まる
  • ゲーム実況を撮っていたらボス戦の途中で録画が切れてしまった
  • 社内マニュアル動画を作ったら画面上部の「www.BANDICAM.com」がかなり目立つ
  • 10分ごとに録画して、あとで編集ソフトでつなぎ合わせるのが想像以上に面倒

その結果、ネット掲示板やYouTubeで「Bandicam 10分制限 外す」「Bandicam クラック」のような検索をしてしまいがちです。

ここからが、規約違反やウイルス感染といった危険なゾーンへの入口になります。

「ずっと無料で使いたい」は危険?Bandicam規約とグレーな回避方法

Bandicamの利用規約でNGとされる行為の例

Bandicamは正規のソフトウェアとして販売されており、利用規約(ライセンス規約)が定められています。

ここでは一般的な有料ソフトと同様、次のような行為はNGとされます。

  • 無料版や体験版の制限を不正に解除する行為
  • 正規ライセンスを第三者と不正に共有・販売する行為
  • 改造されたプログラム(クラック版)の使用や配布
  • 不正コピーされたライセンスキーの使用

このような行為は、著作権法違反や不正競争防止法違反に該当する可能性もあり、「バレなければいい」というレベルでは済まなくなります。

非公式ツールやクラック版で10分制限を外すリスク

検索すると、「Bandicam 10分制限を外すパッチ」「無料で製品版にする方法」といった情報が見つかりますが、これらはほぼすべてが規約違反かつ高リスクです。

具体的には、次のような危険があります。

  1. ウイルス・マルウェア感染のリスク
    クラック版や不正パッチは、ウイルスやマルウェアの温床になっています。
    PCが乗っ取られたり、パスワードやクレジットカード情報が盗まれるケースも珍しくありません。
  2. 法的リスク・アカウント凍結のリスク
    不正ソフトを使って作成した動画を、YouTubeや企業内で使った場合、「違法な手段で作ったコンテンツ」とみなされる可能性があります。
    状況によっては、職場での懲戒・アカウントBAN・賠償請求に発展するリスクもゼロではありません。
  3. アップデート・サポートが一切受けられない
    非公式ツールに頼っていると、Bandicam本体がアップデートしたタイミングで動かなくなったり、録画が突然失敗しても誰も助けてくれません
    仕事の本番や大事な配信でトラブルが起きると、取り返しがつきません。

違法ダウンロード版Bandicamの危険性

「Bandicam full crack」「Bandicam full version free」というキーワードで検索して、非公式サイトからインストーラーを落とす人もいますが、これは極めて危険です。

  • 表向きはBandicamインストーラーに見えても、実際にはトロイの木馬やランサムウェアが仕込まれているケース
  • インストール直後は普通に動いているように見えても、数日後にバックグラウンドで怪しい通信をしているケース
  • 一度入れてしまうと、セキュリティソフトでも完全には駆除できないケース

こうした「タダ乗り」をして失うものは、ソフト代の数千円どころでは済みません。

PC本体、データ、信用、すべてを危険にさらす行為だと理解しておくべきです。

YouTube配信者・企業利用で無料版を悪用するリスク

個人配信者や企業利用で、無料版の制限を違法に回避して使っていると、思わぬところで足元をすくわれることがあります。

  • YouTube配信者の場合
    クラック版の利用が視聴者にバレると、一気に炎上し、「著作権を守らない人」として信頼を失います。企業案件も来なくなるでしょう。
  • 企業・学校の場合
    ライセンス監査や情報システム部のチェックで、不正ソフトが見つかるケースがあります。その場合、担当者個人の責任問題になる可能性もあります。

「バレないから大丈夫」ではなく、「正規のライセンスを持っているか」がプロとしての最低限のマナーです。

安全に10分制限を回避する方法は有料版だけ

Bandicam有料版で解除される制限

Bandicamの10分制限やロゴを公式に・安全に解除する方法は、有料版ライセンスを購入して製品登録することだけです。

有料版(Registered / Full version)になると、次のような制限がなくなります。

  • 1回あたり10分の録画時間制限が解除され、24時間以上の連続録画が可能
  • 録画した動画から「www.BANDICAM.com」のウォーターマークが消える
  • スケジュール録画機能が使えるようになる
    → 会議や配信の開始・終了時刻をあらかじめ指定可能

つまり、有料版にすると「プロ品質の長時間録画ソフト」としてフルに活用できるようになります。

年間ライセンスと永続ライセンスの違いと選び方

Bandicamの有料ライセンスは、大きく分けて2種類です。

  • 年間ライセンス
    1年ごとに更新するタイプ。
    1-PC(年間ライセンス)なら、実質月330円程度で利用できます。
    契約期間中は最新版へのアップデートとテクニカルサポートが受けられます。
  • 永続ライセンス
    一度購入すると、期限なしで使える買い切りタイプ。
    1-PC(永続ライセンス)は5,900円ほどで、長く使うほどコスパが良くなります。

どちらを選ぶべきかですが、

  • まずは1年しっかり使ってみたい → 年間ライセンス
  • 長期で使う前提・他ソフトから乗り換えたい → 永続ライセンス

という考え方がおすすめです。

コスパ検証:月330円で10分制限なし録画ができる価値

1-PCの年間ライセンスは、実質月330円ほどです。

これで何が得られるか、具体的に考えてみましょう。

たとえば、オンライン会議の録画を週1回、1時間行うとします。

無料版で10分ずつ録る場合、

  • 会議中に6回も録画ボタンを押し直す
  • 録画ファイルが6本に分かれてしまう
  • あとで編集ソフトでつなぎ合わせる手間が発生

この手間を考えると、月330円で「録画ボタン1回で全部OK」になるのは、十分すぎる投資価値があります。

さらに、

  • ゲーム実況の取り直しが減る
  • ロゴが消えることで動画の見栄えが一気に向上
  • 仕事の資料として堂々と提出できる

といったメリットを考えると、「ずっと無料にこだわる」方がかえって時間と信用を無駄にしているとも言えます。

長時間録画・ゲーム実況・ビジネス利用で有料版が向くケース

有料版が特に力を発揮するのは、次のようなケースです。

  • オンライン授業やZoom会議をフルで録画したい場合
  • ゲーム実況で1試合まるごと・長時間配信の録画をしたい場合
  • 企業や学校でマニュアル動画や研修動画を大量に作成する場合
  • ウェビナーやセミナーのアーカイブ動画を配布したい場合

これらはいずれも「10分ごとに録画が止まる」「ロゴ付き」では仕事にならない用途です。

こうした使い方をするなら、迷わず有料版を選んだ方が結果的に得をします。

【公式】Bandicam有料版の安全な購入方法

Bandicamを安全に購入するには、公式ストア経由が基本です。

当記事からも、Bandicam公式ストアに直接つながるリンクを掲載しておきます。

購入の流れはシンプルで、

  1. 上記リンクから公式ストアにアクセス
  2. 「1-PC 年間ライセンス」や「1-PC 永続ライセンス」など、希望のプランを選択
  3. 必要事項を入力して決済
  4. メールで届くライセンスキー(シリアル番号)をBandicamに入力

これだけで、10分制限とウォーターマークが解除された製品版になります。

どこまで無料版で試すべきか、有料版に切り替える判断基準

無料版はあくまで「相性の確認・お試し」のためのものです。

有料版への切り替えを考える目安としては、

  • 10分を超える録画が月1回以上ある
  • すでにBandicamの使い方に慣れてきた
  • 作った動画を第三者(お客様・視聴者・上司)に見せる機会がある
  • ロゴ付きの動画を出すのに抵抗を感じ始めている

といったタイミングが一つの基準になります。

「もうBandicamで録画するのが当たり前になっている」と感じたら、その時点で有料版にしておくと、後々後悔が少ないです。

Bandicamの安全な使い方ガイド

個人利用・商用利用で気をつけたいBandicamライセンスの考え方

Bandicamは、個人利用・ビジネス利用の両方に対応したライセンス形態を持っています。

  • 個人で自宅PC1台で使う → 1-PCの個人ライセンスでOK
  • 会社や学校で複数PCに導入 → 2PC / 5PC / 10PCなど複数台ライセンス
  • ビジネス利用(商用の動画制作・顧客向け資料など) → ビジネスライセンス

特に、仕事や副業で収益につながる動画を作る場合は、必ず商用利用が許可されたライセンスを選びましょう。

ライセンスの詳細は、公式の製品版ライセンスの種類でも確認できます。

学校・会社・副業での画面録画にBandicamを使うときの注意点

学校や会社、副業でBandicamを使う場合は、次のような点に注意してください。

  • 職場や学校のPCに、勝手に無償ソフトやクラック版を入れない
  • ライセンスはPC台数ベースなので、台数分のライセンスを購入する
  • 録画した内容に個人情報・機密情報が含まれていないかをチェックする
  • 録画ファイルの保存先・共有方法(クラウドやUSB)も会社のルールに従う

特に、副業用途で自宅PCを使う場合は、個人ライセンスで問題ないケースがほとんどですが、勤務先のPCを勝手に使って録画するのは避けるべきです。

OBSなど無料ソフトではなくBandicam有料版を選ぶメリット

録画ソフトとして有名な「OBS Studio」は無料で使えます。

では、なぜ有料のBandicamを選ぶ価値があるのでしょうか。

OBSの強み

  • ライブ配信に強い(シーン切り替え・エフェクトなど)
  • 完全無料・オープンソース

Bandicamの強み

  • 録画に特化しており、設定がシンプル
  • 同じ画質でもファイルサイズが20〜95%小さいとされ、保存容量を節約できる
  • 軽量でゲーム録画中もPCへの負荷が少ない
  • Web会議・オンライン授業・ゲーム・外部デバイスなど幅広い用途に1本で対応

つまり、「録画がメイン」で「安定した高画質を、なるべく簡単な操作で実現したい」人には、Bandicam有料版の方が向いています。

「無料で済ませたい」人こそ知っておきたいリスクと賢い妥協点

「できればずっと無料で済ませたい」という気持ちは自然ですが、無料にこだわりすぎることで生まれるリスクもあります。

  • 10分制限のせいで、決定的なシーンを録り逃す
  • ロゴ付き動画しか作れず、仕事や副業のチャンスを逃す
  • クラック版や怪しいツールに手を出してPC・アカウント・信用を失う

一方で、「録画ソフトに月330円だけ払う」という妥協を受け入れると、

  • 操作のストレスが減り、本来の目的(授業・配信・仕事)に集中できる
  • クライアントや視聴者に胸を張って見せられる動画が作れる
  • ソフト面のトラブルや不安から解放される

という、お金では買いにくい安心感が手に入ります。

まとめ

Bandicam無料版の10分制限やウォーターマークは、公式に決められた「お試し用の制限」です。

これを非公式ツールやクラックで外そうとするのは、規約違反・ウイルス・信用失墜といった大きなリスクを伴います。

一方で、正規の有料版ライセンスを購入すれば、

  • 10分制限なしで、24時間以上の連続録画が可能
  • ロゴなしのプロ品質の動画が作れる
  • スケジュール録画や4K録画などを安全かつ安定して使い続けられる

という環境が、月330円から手に入ります。

「録画がうまくいかずに悩む時間」と「クリーンで安心な環境」を天秤にかけたとき、どちらを選ぶのが自分にとって得か

この記事を読み終えた今なら、きっと答えは見えているはずです。

「次に録画ボタンを押すときは、10分制限もロゴも気にしないで済む」

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