SpaceXAIは2026年10月12日(現地時間)、AIアシスタント「Grok」、AIエージェント「Grok Bot」、AIコーディングツール「Cursor」、SNS「X」の有料プランをまとめた新サブスクリプション「The X Subscription」を発表しました。
無料プランを含む5段階の料金体系で、月額30米ドルの「Premium」には、従来は合計月額90米ドルだった「SuperGrok」「Cursor Pro」「X Premium+」相当の特典が含まれます。
「The X Subscription」の料金と主な特典
料金は月額・税別で、プランによってGrokやCursorの利用枠、Xの機能が異なります。
| プラン | 月額料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Free | 無料 | Grokを毎日利用可能、Cursorのコーディングエージェントのお試し枠、標準のX |
| Plus | 8米ドル | GrokとCursorの利用枠を拡大、Xの認証バッジ、クリエイターツール、広告の削減 |
| Premium | 30米ドル | SuperGrok、Cursor Pro、X Premium+相当の特典。利用枠はPlusの4倍 |
| Super | 100米ドル | Premiumの機能に加え、利用枠はPlusの15倍。混雑時のモデル利用を優先 |
| Ultra | 200米ドル | 利用枠はPlusの50倍 |
月額30ドルのPremiumがまとめるもの
Premiumの特徴は、Grok、Cursor、Xの上位プランに分かれていた特典を1つの契約で利用できることです。
これまで「SuperGrok」「Cursor Pro」「X Premium+」を個別に契約した場合の合計月額は90米ドルでしたが、新プランではPremiumが月額30米ドルとなります。
ただし、料金だけで単純に比較するのではなく、各サービスの利用頻度や必要な機能、利用枠の条件も確認する必要があります。
また、提示されている金額は税別ですので、実際の請求額は適用される税や決済条件によって異なる場合があります。
GrokとCursorの利用枠は共通
有料プランには、GrokとCursorで共有する利用枠が含まれます。
Grokアプリ、「X」のGrokタブ、CursorのいずれからGrokモデルを利用しても同じ枠を消費し、利用枠は毎週リセットされます。
そのため、複数のサービスを行き来して使う場合は、どの製品でどれだけ利用したかを意識することが大切です。
利用枠をGrokアプリだけ、あるいはCursorだけで使い切ることも可能とされています。
SpaceXAIによると、各プランに含まれるGrokモデルのコーディング利用枠は、同等の従来Cursorプランと比べて少なくとも2倍です。
一方、Cursorで他社のモデルを使う場合は、Premium以上でも利用料金がすべて定額に含まれるわけではありません。
他社モデルの利用分はAPIの定価に基づく別料金となり、トップアップで購入する仕組みです。
提供開始と既存契約者への影響
X Subscriptionは発表当日から新規顧客向けに提供が始まり、数日以内に世界中のユーザーへ展開する予定です。
既存のSuperGrok、Cursor、X Premiumの契約者は、当面、現在の料金と機能のまま契約を継続できます。
これら旧プランの新規申し込みは終了しており、X Subscriptionへの切り替えは順次可能になる見込みです。
切り替え機能が利用可能になると、アカウントの支払い設定に選択肢が表示され、旧プランの未使用分は日割りで返金されるとしています。
切り替えには期間限定の特典も用意されますが、内容は利用者のアカウント上で確認する必要があります。
SpaceXAIは将来的に旧プランの契約者も新プランへ移行する方針を示していますが、実施時期は未定で、変更前に通知するとしています。
チーム向けプランも用意
チーム向けにはPremium、Super、Ultraが提供され、料金は個人向けと同じ1シートあたりの設定です。
SSO、管理機能、請求の一元化、利用状況の分析なども含まれるため、複数のメンバーがAIツールを利用する組織に向けた構成となっています。
まとめ
The X Subscriptionは、Grok、Cursor、Xの有料機能を組み合わせ、利用枠を共有するサブスクリプションです。
特に月額30米ドルのPremiumは、従来別々だった上位プランの特典をまとめた点が目を引きますが、利用枠の共通化や他社モデルの追加料金には注意が必要です。
契約を検討する際は、必要な機能だけでなく、週ごとの利用枠、税別価格、既存契約からの切り替え条件も確認するとよいでしょう。
