Microsoftは「Microsoft 365 Family」と「Microsoft 365 Premium」に含まれるOneDriveのストレージ方式を変更します。
従来は最大6人に1TBずつ割り当てられ、合計で最大6TBを利用できましたが、変更後はメンバー全員で2TBを共有する仕組みになります。
容量を使える人が必要に応じて融通し合える一方、家族全体で利用できる総容量は大きく減る可能性があります。
新設された月額16,000円の「Microsoft 365 Pro」では、最大6人で5TBを共有できます。
Family/Premiumは「各自1TB」から「全員で2TB」へ
米Microsoftは2026年10月8日(現地時間)、Microsoft 365のプランに含まれるOneDriveストレージの変更を発表しました。
これまでFamilyとPremiumでは、契約者と追加メンバーにそれぞれ1TBが割り当てられ、最大6人で合計6TBまで利用できました。
新しい方式では、契約者と最大5人の追加メンバーが、ひとつの2TBの容量を分け合います。
変更のポイントは、メンバーごとの容量がなくなり、契約単位の共有容量になることです。
| プラン | ストレージ | 利用できる人 |
|---|---|---|
| Microsoft 365 Basic | 100GB | 契約者1人 |
| Microsoft 365 Personal | 1TB | 契約者1人 |
| Microsoft 365 Family | 2TBを共有 | 最大6人 |
| Microsoft 365 Premium | 2TBを共有 | 最大6人 |
| Microsoft 365 Pro | 5TBを共有 | 最大6人 |
Basicは月額260円・年額2,440円、Personalは月額2,130円・年額21,300円、Familyは月額2,740円・年額27,400円、Premiumは月額3,200円・年額32,000円です。
Proは月額16,000円で、FamilyやPremiumより大きい5TBを共有できます。
容量は共有しても、ファイルは共有されない
共有されるのはストレージ容量の枠であり、メンバーのファイルや写真が自動的にほかの人へ公開されるわけではありません。
ファイルは従来どおり各自のOneDriveに保存され、本人が明示的に共有しない限り、ほかのメンバーから閲覧されることはありません。
また、メンバーが個別に購入した対象ストレージや、条件を満たす家族メンバーの無料ストレージは、共有プールに加算される場合があります。
このため、家族の中で一部の人だけが大容量を必要とする場合は、旧方式より容量を融通しやすくなる可能性があります。
一方、全員がそれぞれ1TB近く使っている家庭では、合計2TBでは不足するおそれがあります。
既存契約はいつ切り替わる?
新規契約とアップグレードでは、2026年10月8日から新しい共有ストレージが適用されています。
すでにFamilyまたはPremiumを契約している場合は、2027年5月2日以降に最初に迎える更新の後、共有方式へ移行します。
移行までは、従来の1人あたり1TBを利用できますが、それより前にプランを変更すると、その時点で共有方式が適用される場合があります。
たとえばFamilyからPremiumにアップグレードすると、アップグレード後の容量はメンバー全体で2TBとなる可能性があります。
対象地域などの条件を満たす既存契約者には、移行時にボーナスストレージが付与される場合があります。
対象者には変更前に案内される予定のため、契約者はMicrosoftからの通知やアカウント情報を確認しておくとよいでしょう。
容量を超えた場合の対応とProの注意点
共有プールの上限に近づくと通知が届き、上限を超えても直ちにファイルへアクセスできなくなるわけではありません。
Microsoftによると、超過後も最長1年間はファイルにアクセスでき、その間に不要なデータを削除する、追加容量を購入する、またはプランを変更するなどの対応が必要です。
ストレージを追加購入すれば、契約全体の容量を合計10TBまで増やせます。
Proは5TBの共有容量に加え、Copilotの最高レベルの利用上限を含むプランですが、AI機能を利用できるのはサブスクリプションの所有者のみです。
追加メンバーにCopilotの利用権が共有されるわけではなく、この点はFamilyやPremiumでも同様です。
まとめ
FamilyとPremiumの変更により、OneDriveは最大6TBを各自で使う方式から、2TBを家族などのメンバー間で共有する方式になります。
ファイルのプライバシーは保たれますが、利用者全員の保存量が多い場合は容量不足に注意が必要です。
現在の使用量と契約の更新時期を確認し、必要に応じて整理や追加購入、プラン変更を検討しましょう。
