プログラミング学習やキャリア相談のプラットフォームとして知名度を高めているMENTAですが、利用を検討する際に検索窓に「トラブル」「怪しい」といったネガティブなキーワードが表示され、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
スキルアップのために安くない金額を支払う以上、失敗は避けたいと考えるのは当然のことです。
結論から申し上げますと、MENTA自体の仕組みは非常に有用ですが、メンターとメンティー(教わる側)の個人間契約である以上、一定のリスクやトラブルが存在するのは事実です。
しかし、これらのリスクは「正しい選び方」と「事前の見極め」を行うことで、ほぼ確実に回避することができます。
本記事では、MENTAで実際に起きているトラブルの具体的な事例や、悪質なメンターの徹底的な見分け方、そして良質なメンターと出会うための具体的な手順を詳しく解説します。
これからMENTAを利用しようと考えている方は、ぜひ最後まで目を通し、安全なスキルアップにお役立てください。
MENTAとは?サービスの仕組みと評判の現状
MENTAは、教えたい人(メンター)と教わりたい人(メンティー)をマッチングさせるC2C(個人間取引)型のスキルシェアサービスです。
プログラミングスクールに通うよりも安価に、現役エンジニアやデザイナーから直接指導を受けられる点から人気を集めています。

なぜ「評判が悪い」という噂が出るのか
MENTAの評判を調査すると、絶賛する声と酷評する声が極端に二極化していることに気づきます。
これは、サービスそのものの欠陥というよりも、「誰をメンターに選んだか」によって体験の質が180度変わってしまう構造に起因しています。
一般的なプログラミングスクールであれば、カリキュラムや講師の質はある程度均一化されています。
しかし、MENTAはあくまでプラットフォームを提供しているに過ぎず、教育の質は完全に個々のメンターに委ねられています。
そのため、素晴らしいメンターに出会えた人は「最高のサービス」と評価し、運悪く質の低いメンターに当たってしまった人は「お金をドブに捨てた」と評価することになるのです。
実際に報告されている「良い評判」
まず、正しく活用できた場合のメリットを確認しておきましょう。
多くの成功事例では、以下のような点が評価されています。
- 圧倒的なコストパフォーマンススクールでは数十万円かかる内容が、月額数千円〜数万円で学べる点は最大の魅力です。
- 現場レベルの技術が身につく教科書的な内容だけでなく、
Gitの実務的な運用や、現場で使われるライブラリの選定理由など、実務に直結する知識が得られます。 - キャリア相談やポートフォリオ添削技術指導だけでなく、未経験からの転職活動における履歴書の添削や、面接対策を行ってくれるメンターも多く存在します。
注意すべき「悪い評判」の傾向
一方で、悪い評判には明確な傾向があります。
- 質問しても返信が数日来ない(放置される)。
- 「自分で調べてください」と突き放される。
- 契約した途端に態度が横柄になる。
- 高額な別商材を売りつけられる。
これらのネガティブな事象は、事前に知識を持っていれば防げるものがほとんどです。
次章からは、具体的なトラブル事例を深掘りしていきましょう。
MENTAで実際に起きるトラブル事例3選
MENTAを利用する上で最も警戒すべきは、メンターとのトラブルです。
ここでは、よくあるトラブルのパターンを3つに分類して解説します。
これらを知っておくだけで、地雷を踏む確率は格段に下がります。

事例1:契約後の音信不通・レスポンス遅延
最も多いのがコミュニケーションに関するトラブルです。
契約前はスムーズに返信が来ていたのに、いざ契約してお金を払った瞬間、返信頻度が極端に落ちるケースです。
- 状況
コードのレビューを依頼したが、3日経っても返信がない。
催促すると「忙しい」と言い訳される。
- 原因
メンターが自分のキャパシティを超えてメンティーを抱えすぎている、あるいは本業が忙しくなり副業であるMENTAをおろそかにしている可能性が高いです。
- 対策
契約前のメッセージで「平均的な返信時間」と「稼働できない曜日」を必ず確認することが重要です。
事例2:「ググれカス」対応とスキル不足
「現役エンジニア」を名乗っていても、指導力が伴っていないケースや、そもそも技術力が怪しいケースもあります。
- 状況
エラーの解決策を聞いたら「それは基本なので自分で調べてください」とだけ返ってきた。
あるいは、メンター自身が答えられず、曖昧な回答で誤魔化された。
- 問題点
もちろん「自分で調べる力」は重要ですが、お金を払っている相手に対して、ヒントや検索の指針すら与えずに突き放すのはメンターとしての職務放棄と言えます。
- 背景
実務経験が浅い(1〜2年程度)エンジニアが、小遣い稼ぎ感覚で登録している場合に起こりやすいトラブルです。
事例3:外部サービスへの誘導・情報商材勧誘
これは最も悪質で、絶対に避けなければならないパターンです。
MENTAを集客の入り口として利用している業者が紛れ込んでいます。
- 状況
契約後の初回面談(Zoomなど)で、「MENTAのカリキュラムだけでは稼げない」「もっと稼げる特別なチームがある」などと言われ、数十万円の別スクールや情報商材、マルチ商法(MLM)へ勧誘される。
- 特徴
プロフィールに「フリーランスで自由に生きる」「ビジネスの自動化」といったキラキラした言葉が並んでいることが多いです。
- 対策
技術の話よりも「稼ぎ方」や「マインドセット」を強調してくるメンターは即座にブロックし、運営に通報してください。
怪しいメンターを一発で見分ける「チェックリスト」
トラブルを未然に防ぐためには、メンター選びの段階でのフィルタリングが全てです。
質の高いメンターを見つけるために、以下のチェックポイントを必ず確認してください。

1. プロフィールの具体性と外部アウトプット
信頼できるエンジニアやデザイナーは、自分のスキルを証明する外部サイトへのリンクを持っています。
GitHub、Qiita、Zenn、自身のポートフォリオサイト、X(Twitter)などのリンクがプロフィールに貼られているか確認してください。
- 確認点:
- GitHubの「草(活動履歴)」は生えているか?
- QiitaやZennで技術記事を執筆しているか?
- SNSでの発言は技術的な内容か?(精神論ばかりではないか?)
逆に、これらのリンクが一切なく、「大手企業で開発経験あり」といった自称のみのプロフィールは非常に危険です。
2. 契約人数とレビューの「質」
契約人数が多いメンターは人気がありますが、それだけで判断するのは早計です。
「契約人数に対して、レビュー数が極端に少ない」場合や、「レビューの内容が薄い」場合は警戒が必要です。
- 良いレビューの例:「ReactのHooksの使い方について、公式ドキュメントの読み方から教えていただき、実務でのアンチパターンも理解できました。」 : →具体的な学習内容に触れられている。
- 怪しいレビューの例:「とても親切でした!人生変わりました!」 : →具体性がなく、サクラや身内による投稿の可能性がある。
3. メッセージのレスポンス速度と丁寧さ
MENTAには「メッセージで相談する」という機能があり、契約前にメンターと直接やり取りができます。
これを活用しない手はありません。
- テスト方法:「現在〇〇を学習中の者ですが、〇〇のような目標に向けた指導は可能でしょうか?」といった具体的な質問を送ってみましょう。
- 判断基準:
- 24時間以内に返信が来るか?
- こちらの質問に対して的確に答えているか?(定型文ではないか?)
- 文章のトーンは丁寧か?
この段階で違和感を覚える相手とは、契約してもうまくいきません。
失敗しないMENTA活用ステップ【完全版】
良いメンターを見分ける目を持った上で、実際にどのように契約を進めればリスクを最小限に抑えられるか、具体的なステップを解説します。

STEP 1:いきなり月額契約せず「単発」から入る
多くのメンターは、月額プラン(メンタープラン)の他に、「単発プラン(スポット相談)」を用意しています。
まずは1,000円〜3,000円程度の単発プランを利用し、Zoomなどで直接話してみることを強く推奨します。
- 確認すること:
- 話しやすい雰囲気か?
- 説明はわかりやすいか?
- こちらの現状レベルを理解しようとしてくれるか?
「単発プランを用意していない」「いきなり高額な長期契約を迫る」メンターは避けるのが無難です。
STEP 2:学習のゴールと期待値をすり合わせる
トラブルの原因の多くは「期待値のズレ」です。
契約前に以下の内容を明確に伝えておきましょう。
- 自分の現在のスキルレベル: (例:HTML/CSSは理解しており、これからJavaScriptを学びたい)
- 最終的な目標: (例:3ヶ月後に自作アプリをポートフォリオとして完成させたい)
- 期待するサポート範囲: (例:コードレビューと、週1回の進捗確認Zoomをお願いしたい)
これらを伝えた上で、「それは対応可能です」と明言してくれるメンターを選びましょう。
STEP 3:違和感があればすぐに解約する
MENTAの月額契約は、いつでも解約可能です。
もし契約後に「返信が遅い」「教え方が合わない」と感じたら、遠慮なく解約しましょう。
「申し訳ないから」とダラダラ続けるのが一番の損失です。
MENTAは結婚相手を選ぶわけではありません。
自分に合うメンターが見つかるまで、数人のメンターを乗り換えるのは賢い利用方法と言えます。
もしトラブルに巻き込まれてしまったら
万が一、悪質なメンターに当たってしまったり、金銭的なトラブルになりそうな場合の対処法をまとめておきます。
運営への通報と返金申請
明らかに契約内容と異なる対応(放置など)をされた場合、MENTA運営事務局に問い合わせを行いましょう。
- 契約後48時間以内のキャンセル
MENTAには、契約から48時間以内であれば、理由を問わずキャンセル(返金)できる仕組みがある場合があります(※最新の規約を確認してください)。
契約直後に「やっぱり違う」と思ったら即座に行動しましょう。
- 証拠の保全
運営に報告する際、メッセージのやり取りのスクリーンショットなどが証拠になります。
不審なやり取りは必ず保存しておいてください。
外部への誘導は断固拒否
前述した通り、LINE@や外部のサロン、別料金の商材へ誘導された場合は、その時点でやり取りを中断してください。
「MENTAの規約で外部取引は禁止されているはずです」と伝えれば、相手もそれ以上強引には来れないはずです。
まとめ
MENTAは、正しく利用すれば独学の壁を突破するための最強のツールになり得ます。
評判が悪いとされる事例の多くは、事前の確認不足や、悪質な一部のユーザーによるものです。
最後に、安全にMENTAを利用するためのポイントを振り返ります。
- メンターの質はピンキリであると心得る。
- 実績(GitHub、ポートフォリオ)のない自称プロには近づかない。
- 「稼げる」系の甘い言葉を使うメンターは詐欺の可能性が高い。
- いきなり月額契約せず、メッセージや単発プランで相性を確認する。
- 違和感を感じたらすぐに解約し、別のメンターを探す。
あなたの貴重な時間とお金を無駄にしないために、この記事で紹介した「見極める目」を持って、信頼できるメンターを探してみてください。
素晴らしいメンターとの出会いは、あなたのエンジニアとしてのキャリアを劇的に加速させてくれるはずです。
[MENTA公式サイトはこちら](リンク設定)
